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アトピー持ちの元フリーターが稚内に移住した話

アトピーとうまく付き合うために、日本最北端に移住して生活することを決めた。

アトピーが改善してきたので仕事しようと思ったら、何も持っていない自分がいた

大学卒業後、アルバイト兼湯治をして、ある程度症状が改善したので働こう!と思ったら、自分って何がしたいのか?何に興味があり、今まで何をしてきたの? と 考えてしまった。

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 アトピーが改善する環境=自分が望んでいる環境ではなかった

 これがしたい!といったこともなく、アトピー改善することを目標に各地を転々としていた自分。一見、行動力があるように見えるが、アトピーを改善したい想いだけで仕方なく動いていたのかも。

  

ある程度の都会に住んで、近くに家族や友達やらがいて、普通に仕事をして、結婚して、、という普通の生活がしたい。本当に普通でいいから普通の生活がしたい。

アトピー持ちの人にとってそれがどれだけ幸せなことか、多分一般の人にはわからないと思う。

  

今までは上記の想いよりもアトピー酷い状態が勝っていたので、こんなこと考える余裕もなかったんだろうね。そう思うと、体が治ってきている証拠なんでしょうね(^^)

 

 

今まで何して生きてきたのか?

どんな仕事をしようか、今までどんな経験してきたっけ?と考えるとなかなか思いつかない。今まで何もしていないということではないけど、これ!といったものがない。

作ればいいだけなんだけど、意外と難しい。

 

 大学在学中にアトピーが悪化してから、この病気に振り回され、犠牲にしたものも多々あり、周りからは理解されないこともあり、何をするにも頭の片隅にはアトピーのことがあった。

徐々にですが、アトピーのことを考える時間が減ってきて、他の事も考える余裕が出てきた!

 

  

話は変わって、、

火曜夜22時からの「銭の戦争」というドラマでの出来事。

 主人公が自分なりの復讐を終えた後、何をしていいのかわからない。と言っていました。めちゃ共感してしまい、せやねとつぶやきながら見てました。

形は違えど、原動力にしていた物がなくなると人って何していいのかマジでわからなくなります。

 

私にとって"アトピー"というのは辛い病気という反面、行動力の一部だったのです。

 

これしよう、あの場所に行ってみよう、こんな体験してみよう、全てアトピー改善の為に行動してました。

自分が望んでないこともアトピー改善の為という理由の元やることもしばしば。

今でも夜は痒くて寝れない時がありますが、ある程度は自分のやりたい事ができる体になってきたんだと思います。

  

生きるってほんと難しい。

アトピーになって生きることの難しさ、厳しさを嫌というほど体験してます。